ハワイの音楽はいろいろな種類がありますが、70年代後半から80年代中頃までには、本土西海岸の雰囲気とホノルルの都会感、そこに潮風をふわっと吹かせたようなAORサウンドがたくさん生まれました。カラパナやセシリオ&カポノなんかはその最たるグループで、大成功した例です。
でも、内容いいんだけどヒットせずそのままで終わってしまったというケースの方が実は多いんですね。当時の音楽を世界中の音源から発掘する日本の貪欲なDJたちは、必殺チューンとして深夜のクラブで密かにプレイされていたりするらしいです。
今回のロブ・メールはそんなアーチスト。気持ちいいギターのカッティングと、わずかにソウルっぽさも感じさせる、だけど、あくまでも軽く聴かせるボーカル。さらにはさり気なさのなさの中にもしっかりとグルーブを刻むリズム隊、これらが一体になって、なんともいえない懐かしく心地いい音が飛び出してきます。
こんなスカッとする音楽を久しぶりに聴いて、ハイな気分でこの週末を過ごしました。
部屋の中にこもってばかりいる「マイケル・フランクス」を、朝のカピオラニパークへ連れ出したような…と言えば少しは伝わるでしょうか?
寒い日が続きますが、風のない日の午後2時頃の陽だまりで聴いてみて下さい。そこだけはもう春本番です。